障害者支援
2026.08.25
【開催報告】GDS世界障害者アジアサミット2027 石川県講演会に代表・日野が登壇

2026年8月21日(金)、金沢未来のまち創造館(石川県金沢市)にて、一般社団法人PEACE INCLUSION PIECE主催「GDS世界障害者アジアサミット2027 石川県講演会」が開催され、株式会社Nextwel 代表取締役・日野信輔が登壇しました。
石川県は、当社が支社(加賀市)と就労支援の拠点を置く、事業の本拠地の一つです。地元開催となった本講演会の様子をご報告します。
GDS世界障害者アジアサミット2027 石川県講演会とは
「世界の障害者インクルージョンの最新動向と地域実装」をテーマに、世界の潮流を共有するだけでなく、CRPD(障害者の権利に関する条約)の理念を石川の地域でどう実践するかを考える講演会です。
会場には、国会議員・県議会議員・市議会議員をはじめ、企業、福祉事業者、教育関係者、障害者スポーツ関係者、当事者の方など、立場の異なる多くの方々にご参加いただきました。
開催日時 | 2026年8月21日(金)16:00〜18:00 |
|---|---|
会場 | 金沢未来のまち創造館 3F 多目的室2(石川県金沢市野町3丁目11-1) |
主催 | 一般社団法人PEACE INCLUSION PIECE |
テーマ | 世界の障害者インクルージョンの最新動向と地域実装 |
参加費 | 無料(終了後、懇親会を開催) |
CRPD(障害者権利条約)と「地域実装」という課題
CRPDは、障害のある人の人権と社会参加を保障する国連条約です。2006年に国連総会で採択され、日本は2014年に批准しました。その核心は、障害のある人を「支援される対象」ではなく「権利の主体」として位置付けること。"Nothing About Us Without Us"(私たち抜きに私たちのことを決めないで)という言葉に、その理念が凝縮されています。
批准から12年が経った今も、この理念が福祉現場や企業の実務にまで浸透しているとは言い難い状況があります。理念と実践の距離を埋める「地域実装」こそが、本講演会シリーズに一貫する主題です。
登壇者と講演テーマ
開会にあたり、主催であるPEACE INCLUSION PIECE 代表理事・南北ちとせ氏より、団体概要とGDS世界障害者アジアサミット2027についての説明がありました。来賓として、衆議院議員・おだけ凱氏よりご挨拶をいただきました。
講演では、それぞれの現場の実践が共有されました(登壇順・敬称略)。
梶 進一(合同会社DMM.com ビジネスクリエーション部 部長):障害者のリモートワーク雇用
北村 信一(スペシャルオリンピックス日本・石川 理事長):障害者スポーツ
塚本 佐和子(かほく市障害者スポーツ協会 会長):障害者スポーツ
櫻井 健(PEACE INCLUSION PIECE 石川県役員):障害のある方を取り巻く交通
日野 信輔(株式会社Nextwel 代表取締役):在宅特化型の就労移行支援
後半には、参加者全員で「CRPDを実装するための課題は何か」を考えるグループワークが行われました。立場の異なる参加者が同じテーブルを囲んだことで、行政・企業・福祉・教育それぞれの現場に引きつけた具体的な課題が数多く挙げられました。
当社講演「誰もが才能を発揮できる社会へ」

当社代表・日野信輔は、福井県講演会(8月17日開催)に続き、「誰もが才能を発揮できる社会へ~インクルーシブな環境で全国の企業と連携した障害者就労のカタチ~」と題して講演しました。
「通えないから働けない」を、「通わなくても働ける」へ
一般的な障害者就労は単純作業が中心で、低単価にとどまりやすいという課題があります。当社はこの常識に対し、Web制作・動画編集・広告運用・開発・AI活用といった「高単価なIT専門職 × 在宅」という選択肢を提示し、全国3,000名以上の障害のある方々とのネットワークで実践してきました。
難しいのは採用ではなく、「その後」
障害者雇用に取り組む企業がつまずく3つの壁「業務の切り出し」「現場のマネジメント」「定着」。単発の採用支援という「点」の支援だけではこの壁は越えられず、受け入れから訓練・企業接続・定着支援までを一気通貫で支える「面」の仕組み(就労インフラ「キサイワークス」)が必要であることを、加賀での実績とともにお伝えしました。
障害者雇用は「配慮」ではなく、会社を強くする「戦力」
当社自身も、手帳の有無で線を引かない雇用や、子育て・通院・災害時にも対応できる柔軟な働き方を実装しています。「配慮してあげている」のではなく「柔軟にした結果、会社が強くなった」という因果を、実例とともに紹介しました。
事業拠点・石川で話すということ
当社にとって石川県は、単なる講演先ではありません。
2023年10月、加賀市にて北陸初の在宅DX特化型就労支援「在宅ワークスクール加賀」を開始し、石川県の事業にも採択されました。就労移行支援事業所の運営が難しいとされる地方において満席が続き、キャンセル待ちが発生するなど、高いニーズをいただいています。
さらに2026年10月には、羽咋市のサテライトオフィス進出支援の第一号として、能登に新拠点を開設予定です(北國新聞 2026年6月25日付で報道)。行政・企業・大学と連携し、能登の復興と障害者就労の両立に取り組んでいます。
世界の障害者インクルージョンの潮流を、石川の日常に実装していく。その担い手の一社として、地元での登壇に大きな意義を感じた講演会となりました。
今後に向けて
講演会の締めくくりには、GDS石川県委員会設立のご案内も行われました。GDS世界障害者アジアサミット2027の関連講演会は今後も全国各地で開催が続きます。当社は引き続き、講演・情報発信・事業を通じて、障害者インクルージョンの「地域実装」に貢献してまいります。
福井県講演会の開催報告はこちら →GDS世界障害者アジアサミット2027 福井県講演会に代表・日野信輔が登壇 | Nextwel
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